2010年12月6日月曜日

影のない犯人―坂口安吾

○あらすじ
ある温泉都市で一番大きな別荘を構えている前川家の当主、一作が病気になったことから物語ははじまります。それを聞いて、医者の並 木先生剣術使いの牛久玄斎先生、一刀彫の木彫家で南画家の石川狂六先生の三名はすぐに会議を開き、誰が一作氏に毒をもったのかということについて話しています。果たして毒はもられたのでしょうか。だとすると、誰がもったのでしょうか。

○ キーポイント
この作品では結局犯人は明かされない。
確認の見解はバラバラでまとまりが無い。
引用―要するに、誰が犯人だか、見当がつかないらしい。そして、要するに、誰が犯人でもかまわないよ うな変テコリンに無関心な時世が到来したらしいのである。

○ ポイント
彼らは何故本気で犯人探しをしないのか。
何故無関心なのか。

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