2013年11月17日日曜日

ヘレン・ケラーはどう教育されたかー1887年4月10日

 ヘレンが言葉の存在を知って以来、その興味は尽きることがない様子。彼女にとって、最早全てのものは名前を持っていなければならないのです。
 しかしとは言うものの、彼女は未だ自分から言葉を話した事はありません。ですがここで注意しなければならないのは、だからと言って彼女は喋れないだとか言葉を理解できていないだとかいう事ではないということです。彼女は自身が話したいと思うまで、話す必要がある時まで、言葉を自身のうちに留めています。そして時が来れば、サリバンのこれまで使ってきた言葉を自分も使ってみようと思い、模倣する時がくるはずです。ですからサリバンは彼女の興味について探り心を刺激し、彼女の理解できる範囲で話しかけるよう努めていったのでしょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿