村々を興行して歩く、あるサーカス一座にクロという熊がいました。クロはある村で公演をしている最中、腹痛にかかってしまいます。そこで一座の人々は薬を飲ませようと試みました。しかし、クロは一切口を開こうとはしません。その時、彼をクロを助けたのははしごのりの正坊でした。彼は初日のはしごのりで怪我をしていましたが、クロの事を聞くとすぐに駆けつけていったのです。そしてクロのもとへ行き、すんなりと薬を飲ませることに成功しました。こうの事件があって以来、クロと正坊は一層その絆を深めることができました。
しかし一座の収入が僅かだった為に、ある時とうとう解散する事になりました。そしてクロも動物園に引き取られっる事になってしまいました。果たしてクロと正坊はこの儘二度と会えないのでしょうか。
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