2014年1月18日土曜日

レポート;ヘレン・ケラーはどう教育されたかー1887年10月

 前回の手紙では、ヘレンがアナグノス先生に自分で書いた手紙を送った事が綴られていました。またそこにはいくつかの代名詞が使われていたのです。そして今回もまた、彼女は彼に手紙を送ったのですが、前回よりも多くの代名詞を、しかも正しい形で使っています。

 また彼女は、このところ自身の想像力によって、自分の状況を正しく理解していけるようになってきているようです。というのも、ヘレンは自分と他の子供達がどこか違うことに気がつきはじめています。その証拠に、彼女はサリバンに「私の目は何をするの?」という質問をしたそうです。恐らく、彼女は自分が慎重に歩いたり動いたりしているのに対し、他の子供達が大きな足音を立てて走っている様子や、自分が知り得ない知識(空の色や、人がどれほどいて、何をしているのか等)を知っているところから、どうやら自分が知ることができない情報をなんらかの形で取り入れているのだ、と推察していったのではないでしょうか。

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